「ビデオポーカー」とは、ゲームモニターにトランプが映し出され、そのカードを新しいものに交換するかどうか決定し、交換した時のポーカーの役の強さで配当を受け取れるゲームです。
発祥は1970年代末とされており、1980年代から人気に火が付き、今ではほとんどのカジノに導入されています。
ビデオポーカーは非常に戦略性が高く、基本的なゲームでも取るべきアクションは17種類と多岐にわたります。
もちろんそれ以外のゲームでは全くアクションの順番が異なったりなど、遊ぶのは簡単ですが極めるのは難しいと言えます。
しかし、セオリーを完璧に守れば、設定条件によっては還元率が100%を越える(=普通にしていれば勝てる)機種も存在するという大変勝ちやすい機種です。
今回は、そんな勝率の高い「ビデオポーカー」についての紹介を行います。
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ビデオポーカーの発祥は1970年代半ばで、パーソナルコンピュータが登場したころと言われていますが、あまり正確には明らかになっていません。
1979年、SIRCOMAがドローポーカーを発表した時がより正確な初登場と言えるでしょう。
発売当初、「コンピュータはインチキをするのでは?」と言われあまり広がりませんでしたが、1980年代から徐々に認知されていきます。
その歴史があったからか、ビデオポーカーの還元率はトップクラスに甘く設定されていることが多いです。
種類もかなり豊富で、「ジャックスオアベター(J以上が揃っている場合ワンペアでも勝利とみなす)」、「デュースズワイルド(「2」をワイルドとして扱う)」「ジョーカーポーカー(通常のトランプにジョーカーを混ぜて登場させる)」など様々です。
しかしルールはほぼ変わらず、カードの手札がより良い役であれば配当が多く受け取れるポーカーゲーム、という所は同じです。
先述の通り、ビデオポーカーはコンピュータがトランプの抽選を行うポーカーです。
そのため、ポーカーについて知っておかなければなりません。
普通のポーカーは自分対相手で戦い、より高い「役」を持っていた方が勝ちとなります。
役についてまとめた表は以下の通りです。
役の名前 | 内容 | 出現確立 |
---|---|---|
ハイカード(ノーペア) | 役無し | 50% |
ワンペア | 同じ数字(ペア)が2枚ある | 42.25% |
ツーペア | ペアが2つある | 4.75% |
スリー・オブ・ア・カインド(スリーカード) | 同じ数字が3枚ある | 2.10% |
ストレート | 5枚が連番になっている | 0.39% |
フラッシュ | 5枚が同じマークである | 0.20% |
フルハウス | ペアとスリーカードが1つずつある | 0.14% |
フォー・オブ・ア・カインド(フォーカード) | 同じ数字が4枚ある | 0.024% |
ストレートフラッシュ | 5枚が連番で同じマークである | 0.00135% |
ロイヤルストレートフラッシュ | A〜10で出来たストレートフラッシュ | 0.00015% |
※出現確率は最初の5枚で登場する確率であり、交換後の手札によって出現する確率ではありません
ビデオポーカーでは、戦う相手はいません。
自分の手が良ければ良いほど、ベットした額の何倍、という形で配当が受け取れます。
以下の表は、「ジャックスオアベター9/6」と呼ばれるゲームの配当一覧です。
役の名前 | 内容 | 配当 |
---|---|---|
ハイカード(ノーペア) | 役無し | 無し |
ワンペア(10以下) | 同じ数字(ペア)が2枚あり、そのペアが「2」~「10」のいずれか | 無し |
ジャックスオアベター | 同じ数字(ペア)が2枚あり、そのペアが「J」「Q」「K」「A」のいずれか | 1倍 |
ツーペア | ペアが2つある | 2倍 |
スリー・オブ・ア・カインド(スリーカード) | 同じ数字が3枚ある | 3倍 |
ストレート | 5枚が連番になっている | 4倍 |
フラッシュ | 5枚が同じマークである | 6倍 |
フルハウス | ペアとスリーカードが1つずつある | 9倍 |
フォー・オブ・ア・カインド(フォーカード) | 同じ数字が4枚ある | 25倍 |
ストレートフラッシュ | 5枚が連番で同じマークである | 50倍 |
ロイヤルストレートフラッシュ | A〜10で出来たストレートフラッシュ | 800倍 |
ちなみに「ジャックスオアベター9/6」とは、「フルハウスの配当9倍、フラッシュの配当6倍」ということを意味します。
この配当によって設定が変わるということですね。ちなみに、このゲームの還元率(RTP)は99%以上です。
「ジャックスオアベター8/5」など、フルハウスとフラッシュの配当が下げられているゲームもあるので、配当表は必ず最初にチェックしてくださいね。
まず最初にベットを行います。コインが複数枚賭けられるならば、最大枚数のベットをお勧めします(ロイヤルストレートフラッシュ800倍は最大枚数じゃないと受け取れないカジノが多いです)。
その後、カードが5枚配られます。そのカードをもとに、「どのカードを残すか、どのカードを捨てるか」を選びます。カードを捨てた後同じ枚数カードが補充され、結果、出来た役で配当が得られます。
この動作は一般的なドローポーカーと同じと考えてください。
捨てるカード、残すカードに制限はありません。5枚捨てても5枚残しても大丈夫です。
配当を得た後、機種によっては「ダブルアップ」(もしくは「ギャンブル」ということもあります)ができることがあります。
「ダブルアップ」は、次に出てくるカードが何かを予想し、配当をそのままベットすることで、配当が2倍(もしくは4倍)にできるという仕組みです。
なお、失敗すると配当は没収されます。
また、「ダブルアップ」できる回数や金額に上限があることが多く、リミットに到達すると強制的に配当が払い出されます。
仮想のディーラーが1枚カードを引き、そのカードより数字が大きいカードを4枚の中から選ぶことができればベット成功となります。
最弱のカードは「2」、最強のカードは「A」となり、スート(トランプのマーク)は関係ありません。
また、カードが1枚だけ配られ、単純に「7より大きいか小さいか」をジャッジするハイアンドローもあります。
カードが1枚だけ配られ、赤か黒かをジャッジし、正しい色を選べばベット成功となります。
また、トランプのスートを選ぶこともできる場合があります。確率は1/4になりますが、配当は4倍となります。
「DUSES WILD」のダブルアップ(レッド&ブラック)画面
ビデオポーカーは、機種選びをきちんと行い、正確なプレーをしていれば、還元率99%以上も難しくありません。
様々な種類のビデオポーカーがある中で、とりわけ有名なのは「ジャックスオアベター」と「デュースズワイルド」と呼ばれるものです。
「ジャックスオアベター」はJ以上のペアであれば1倍配当が貰え、「デュースズワイルド」は「2」の絵柄が全てワイルドとしてカウントされます(その代わり、デュースズワイルドの低い役の配当はかなり低めです)。
どちらを選んでも大差はありませんが、見るべきはその配当です。
特に以下のような配当であれば、還元率は非常に高くなります。
■ジャックスオアベターの場合
フルハウスで9倍、フラッシュで6倍の配当が出る機種
■デュースズワイルドの場合
ストレートフラッシュで11倍、フォーカードで4倍の配当が出る機種
この場合の還元率は両者とも99%以上です。
この数字を下回る場合は還元率は下がりますので、過度に入れ込むのは避けた方が良いでしょう。
ビデオポーカーには先人のプレイヤーが築き上げた最適手順・ストラテジーがあります。
幸いオンラインカジノでプレーする際は見放題なので、手元に置いてプレーすることをおススメします。
ちなみに下の表はジャックスオアベターのストラテジーです。
優先順位 | 配られたカード | カードの操作 |
---|---|---|
1 | フルハウス以上の役が完成している | すべてホールド |
2 | あと1枚でロイヤルフラッシュが完成 | 4枚をホールド |
3 | フラッシュまたはストレートが完成 | すべてホールド |
4 | スリーカードが完成 | 3枚をホールド |
5 | あと1枚でストレートフラッシュ | 4枚をホールド |
6 | ツーペア | 4枚をホールド |
7 | ハイペア(J以上のペア) | 2枚をホールド |
8 | あと2枚でロイヤルフラッシュ | 3枚をホールド |
9 | あと1枚でフラッシュ | 4枚をホールド |
10 | ローペア(10以下のペア) | 2枚をホールド |
11 | あと1枚でストレート(両面待ち) | 4枚をホールド |
12 | 同じ柄のJ以上のカードが2枚ある | 2枚をホールド |
13 | あと2枚でストレートフラッシュ | 3枚をホールド |
14 | 違う柄の2枚以上のJ以上のカード | 2枚をホールド(3枚以上でも2枚のみホールドする) |
15 | 同じ柄で10+J、10+Q、10+Kのカード | 2枚をホールド |
16 | 1枚のJ以上のカード | 1枚をホールド |
17 | 16までにあてはまらない場合 | 全て交換する |
※〇枚をホールド は、役もしくは当該条件に当てはまるカードをホールドする、という意味です。
例えば条件8の場合、「ロイヤルフラッシュを満たす3枚をホールドし、満たさない2枚を交換する」と読み替えてください。
この表の優先順位が高い順にチェックしていき、条件に合うように交換の手続きをとります。
例えば…
サンプル:1
2♠・10♠・J♠・Q♠・A♠の場合…
フラッシュは完成している(優先順3)が、あと1枚でロイヤルフラッシュが完成する(優先順2)ので、2♠を交換する
サンプル:2
5♠・7♠・9♠・J♠・J♡の場合…
あと1枚でフラッシュである(優先順9)が、ハイレアが完成している(優先順7)ので、5♠・7♠・9♠を交換する
サンプル:3
5♣・6♣・7♠・9♢・10♠・の場合…
10♠を捨てて「8」が来ればストレートであるが、「8」の単騎待ちである。他も1~16の条件には当てはまっていないので、全部交換する
これで還元率は99%以上となり、かなり勝利は近づくと言えるでしょう!
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ちゃんとフルハウス9倍・フラッシュ6倍配当であり、還元率は99.56%(5コインプレー時)と破格です。
また、次に出てくるカードが赤か黒か選ぶ「ダブルアップ」システムも搭載。最初にジャックスオアベターを遊ぶなら絶対にここだと言えるでしょう。
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還元率は98.9%で、ビデオポーカーとしては標準的と言えるでしょう。
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